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株主総会日の前後の日にもバフェット氏が参加する各種催し物がある。また、地元の投資先企業では1週間近くにわたって株主割引セールを行っている。
株主総会当日(5月2日)は、まだ薄暗いなか、朝5時半に会場に到着した。少し寒いが、すでに数百人が行列を作っていた。筆者の周りには、サウスダコタから来た大学の図書館員と大学院生、ニューヨークから来たヘッジファンドの運用者と彼の友人でヘッドハンティングの会社に勤める人などがいた。1時間半ほど並んでいたが、その間には新聞やコーヒーが配られたり、周りの人同士で会話がすすんでいた。開場は7時ちょうどで、席を確保するために全員会場内に突進していた。筆者は、BHの投資先企業のブースがあるイベント会場に行ってみた(今年は35社が出展)。イベント会場の中では、数社のTV・メディアがバフェット氏にインタビューをしていた。その周りには多くの人だかりが作られており、筆者もそのなかにいた。2?3メートルという近くで見るバフェット氏は、血色もよく78歳よりかなり若く見えた。
8時半から9時半までは映画が上映される。バフェット氏がベッドの販売員になったり、タイガー・ウッズにゴルフの指導をしたり、あるいは艶かしい有名な女優がBHのCEOとして取り仕切ったりする、という笑いっぱなしの内容である。映画の後、社外取締役や子会社CEOが入ってきて各人が紹介されるが、そのなかにはビル・ゲーツ氏もいた。取締役などに面するかたちでバフェット会長とマンガー副会長の2人が少し高い壇上の机に座っている。
9時半から午後3時までが株主総会でメインのQ&Aセッションである。議事進行の簡単な説明の後、すぐ質疑応答に入るという、ざっくばらんな進めかたである。
今回の質疑応答は全部で52問あった。Q&A時間を約5時間弱(約280分)と考えると、一問当たり時間は5?6分である。質問者は米国各地、およびオーストラリア、ドイツ、中国、フィリピンなどから来た人たちで、なかには11歳の男の子もいた。質問内容も多種多様であったが、一例を下記する。らいたい)。
・ウェルズ・ファーゴ銀行の会長が米政府の不良資産救済プログラム(TARP)は馬鹿げていると言っているが、同意するか、という質問には以下のように答えていた。
100%同意するのは無理だ。政府が最善を尽くそうとしているときにはもっと寛大であってよいと思う。当時、われわれは底なし地獄をのぞきこんでいた。私は当時の政府の行動をたたえるが、彼にも同情する。彼は日曜日に突然電話を受け、何の説明もなく次の日にはワシントンにいるように言われた。