長期投資の実践(その33)p2

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その結果、消費がガクーンと落ち込んだり企業活動が鈍くなるので、物価高や金利高つまりスタグフレーションは早い段階で収まっていく。

もしそのとき、原油価格高騰など輸入物価が上昇を続けていると、根の深いスタグフレーションとなり、景況が一段と落ち込むこともあり得る。債券投資家が短期の勝負をかけるのは、このタイミングである。金利はスーッと下がるから、短期的な値上がり益を狙える。

しかし、国民全般の生活水準は低迷を続けているから、景気浮揚を求める政治圧力はずっと続く。それは現在進行中の景気対策と同じである。

となると、しばらく間を置いて景気は再び上昇基調に入っていくことになる? その通りで、またどこかでスタグフレーション状況に陥ることは十分あり得る。

この繰り返しを2度3度と続けているうちに、いつか景気は本格回復に入っていく。その段階でも、「国債の大量発行による需給の崩れ」という火薬庫はそのまま残っており、将来の金利急騰局面の懸念を秘めたままであるのは変らない。ただ、景気回復の流れに乗ってある程度の物価上昇を容認する雰囲気も高まっているから、しばらくはそれほど問題視されない。

大きな問題となってくるのは、景気が相当に力強くなってきたころからだろう。

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