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バスのガイドさんが言っていた非常に印象に残る言葉があります。「中国では上に政策あれば、下に対策あり」というのです。これって、すごい言葉ですよね。
上海の総領事館の方々、日系企業の方々との懇談会があり、たくさんの興味深いお話を伺いました。まず、これから数年は上海にとって非常にイベントがたくさんある時期であるということ。いうまでもなく2009年は建国60周年で胡錦濤主席任期のちょうど真ん中に最大イベントがありました。2010年は上海万博、2011年は辛亥革命100周年であり、かつ、中国共産党が上海で第1回の会議をしてから90周年目です。そして、2012年が次の党大会で、ポスト胡錦濤体制への移行が行われます。
総領事館の方が上海の特徴を三つのポイントでまとめておられました。まず、屈指の国際都市であること。上海は中国人口の1.4%、面積では0.07%を占めるにすぎません。しかし、GDPの5%、貿易の12%、投資額の11%を占めているのです。さらに上海と周辺の4省をあわせてみると人口は15%で、日本の1.5倍、面積は5%、GDPは27%、貿易は36%、投資額は49%です。
2番目の特徴は一大日本人社会を抱えているということです。日本にも近く、交通は便利。しかも、昔の上海租界の時代からの開放的な雰囲気がある。在留邦人は4万8000人、周辺の4省も含めると6万人に上ります。同様に日系企業は上海で7200社、周辺も入れると1万7000社が進出してきています。3番目は、上海が時代の先進性を持っているということです。これも租界の時代からの伝統なのかもしれませんが、外からの文化の消化・吸収が非常に速い。共産党がうぶ声を上げたのがこの地であることもその例でしょう。ファッション、消費の動向などで常に先端におり、いまの上海が数年後の中国であるという見方もできるでしょう。
2002年に訪問した浦東新区の方に時間をみつけて行ってみました。ぴったり同じではないのですが、同じ方角をとった二枚の写真からもいかに開発が進んでいるかがわかると思います。
でも、ちょっと街角に入ると昔ながらの上海があり、ほっとします。
来年はいよいよ上海万博です。2010年5月1日から10月31日までの184日間、7000万人の入場者が予定されています。会場は328ヘクタールで愛知万博の2倍。世界最大、史上最大の規模になる予定です。しかも、これは世界で初の新興国での万博ということになります。日本館は蚕の繭の形で「紫の蚕」という愛称がつけられたそうです。日本のテーマは「つながる」。つまり、日中のつながり、歴史と未来のつながり、そして心と心のつながりを表すそうです。