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日本、欧州もプラス成長の見込みです。こうした世界景気回復の流れを素直に好感して、株は世界的に上昇しています。その流れのなかで、4月以降、外国人投資家は日本株を3兆円以上買い越しています。
にもかかわらず、日本株だけ最近特別に弱いのはなぜでしょう。私は、金融機関が日本株を大量に売り越していること、次々と巨額のエクイティ・ファイナンスが発表されていることが、日本株の上値を抑えていると思います。需給悪がいつ解消するのかわかりませんが、ここは冷静にディープ・バリュー(激安)株をコツコツ買っていって報われる局面だと考えています。
今、投資して、短期的に一番投資効率が高いのは、来期の低PER(株価収益率)株だと思います。特に、今期のPERが高いのに、来期のPERが突然低くなる銘柄が注目です。新興国関連・エレクトロニクス関連・自動車関連など、外需株にそうした銘柄が多いと思います。
再度、小型株の投資魅力が高まっています。4?8月に急騰した激安小型株が、9?11月は再度急落しているからです。?無借金・黒字でもPBR(株価純資産倍率)0.5倍の株、?最高益更新中なのにPBR0.7倍に売られている株、?ディフェンシブな安定収益企業なのにPER8倍の株など、たくさんあります。小型激安株は内需株が多くなっています。週末に株価チャートブックを見ていて感じたことですが、そうした激安株が、小型株ファンド解約などの要因で、特別な悪材料もないなかで急落している状況は、不自然だと思いました。
NTTドコモやローソンなど、配当利回りが3?4%に達しているディフェンシブ株は、長期投資で有望だと思います。景気回復への期待が薄れて、世界景気の失速が見えてきてから配当利回りを評価した買いで、株価が上昇すると予想しています。
来年の景気について、世界景気がより鮮明になるか、早々に失速するか、二元論で語られていますが、私はその中間になると考え始めています。すなわち、回復するものの「鈍い回復」となると思います。財政による景気刺激策が薄れていくマイナス効果を、民需の回復と新興国の好調で補っていく形になると思います。まだら模様の景況化で、株はボックス圏の下値をゆるやかに切り上げていく展開になると思います
(2009年11月16日)。
| 記事のタイトル | 日本株式の「潮目を読む」p2 |
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