今月のひとこと

お金はなぜ大切かといえば、お金で欲しい物やサービスを得ることができるからです。欲しい物やサービスが得られればうれしい。つまり、お金は幸福感を与えてくれたことに対する代償です。お金そのものに価値があるのではなく、本来、お金で得られる幸福感に価値があるのです。色々な機会にそのようなお話をしてきたのですが、今回の特集1、渋沢さんの講演で渋沢さんも同じ思い、考え方を持っているのだとうれしくなりました。お金⇒物・サービス⇒幸福感というルートが普通ですが、お金⇒幸福感というお金の使い方もあります。世の中のためになるお金の使い方、世の中の困っている人に手を差し伸べてあげるお金の使い方、私はこれらを「超マネー投資」と呼んでいますが、これからとても必要な「金遣いの王道」なのではないかと思います。

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誌上ライブ講演会 「論語と算盤から学ぶ企業フィランソロピー」

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国際交流センター理事長、 コモンズ投信株式会社会長  渋沢 健

誌上ライブ講演会 「論語と算盤から学ぶ企業フィランソロピー」

昨年の夏にコモンズ投信では「愛と資本主義」というかなり無茶苦茶な(?)テーマのセミナーを開催しました。その時、ふと思いついて「愛と恋の違いはなんでしょうね」と問題提起してみました。トークセッションに参加していただいた森美術館の南條史生館長がある哲学者の言葉を引用して次のように答えてくださいました。「お互いを見つめ合うのが恋である。一方、愛というのは同じ方向を見るということだ」とおっしゃいました。私はそのお話を聞いて、日ごろ、思っていたことがすごくストンと心に落ちたんですね。

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統合ポートフォリオ管理の手法と資本ニーズ分析

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講演:伊藤 宏一  レポーター:川元 由喜子

統合ポートフォリオ管理の手法と資本ニーズ分析

ちょっと見たところ難しそうなタイトルですが、個人が自分の生活設計に基づいて資産運用をしていく上で大変有効な考え方で、日本では欠けている部分でもあります。これについて、アメリカで「パーソナル・ファイナンス」(アルトフェスト著)という良い本が出たので、この度、翻訳しました。お金だけではなく、それも含めて人生を豊かにしていくためにどうしたらいいか、という視点で書いてある、非常に珍しい本です。

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金融資産、人的資産を考える

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対談:伊藤 宏一 vs. 岡本 和久

日本では、投資の世界を特殊なものだと考えています。イギリスでは2000年に出来た金融サービス市場法の中に、保険・貯蓄・運用・ローンも全て包括的に入れています。そして、そのサービスを受ける人を、消費者であるとしていますが、投資家という言葉は入っていません。つまり消費者は、投資もするし、保険も買い、貯蓄もしてローンもするというように、普通のことの中に投資も入るわけです。ところが日本の場合は、金融商品取引法があり、金融商品取引法は、証券取引法からきていますから、その金融商品という言葉がイコール証券です。

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中国がわかるシリーズ19 再統一への動き(前)

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ライフネット生命株式会社 代表取締役会長兼CEO、出口治明

[北]魏では、孝文帝の跡を継いだ宣武帝(499~515)の時代に、首都、洛陽が繁栄を極めました。1万戸を超える外国人が住み着き、宣武帝の霊皇后が創建した永寧寺のあまりの神々しさに、海路、南インドからやってきた仏僧、菩提達磨(少林寺に入り、面壁座禅をして、中国の禅祖となった人です。わが国では、「だるまさん」として知られています)は、幾日も合掌を続けたと伝えられています。しかし、急速な漢化政策から疎外された遊牧民の不満は高まりつつあったのです。

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参考データ・コーナー

基本ポートフォリオのパフォーマンス

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

日本株・外国株・日本債券・外国債券という四資産均等配分型のモデル・ポートフォリオのパフォーマンスに比べて、全世界の株式・全世界の債券に均等配分する二資産型のパフォーマンスが高いのが目立ちます。

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投信データ・ウォッチ

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

今回は純資産上位20ファンドを対象にパフォーマンスを分析していただきました。

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 I-OWAたより

I-OWAマンスリー・セミナー ゼロ歳からの経済学

講演:岡本 和久 レポーター:川元 由喜子
IOWAたより
経済学の基本中の基本は、世の中には皆が欲しいものを満足させられるだけの十分な資源が無い、言い換えれば、資源に希少性があるということです。経済学が「希少性の学問」といわれる所以です。希少性あるがゆえに、「トレードオフ」の関係が生じ、それが恒常的であるため、人生は選択の連続となるのです。あっちもこっちも取るということはできないわけです。当然、諦めた方は、選択していれば得られるはずだったものが得られなくなるので、そこに機会費用が発生します。

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新連載!資産運用「茶飲み話」(1)

岡本 和久
早いもので証券界に入って43年になりました。オイルショック、貿易摩擦、プラザ合意、80年代のバブル膨張と崩壊、ITバブルと暴落、サブプライム問題、ユーロ問題、世界的な金融危機、まあ、色々とありましたね。でも何とか生き延びてくることができました。そんな私の茶飲み話、聞いてやってください。

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岡本和久のI-OWA日記

★富山でセミナーをさせていただきました ★日本フィランソロピー協会の会報誌に私の基調講演の記事が掲載されました ★週刊新潮に私の瞑想についても記事がでました ★「寄付の教科書」が完成! ★中学三年生の感想文 ★資産運用「気づきのタネ」(115)投資、本音と現実 ★資産運用「気づきのタネ」(114)人生は積立投資 ★BBT大学で講演させていただきました ★出張授業花盛りでした ★3月16日、I-OWAマンスリー・セミナー開催しました

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