今月のひとこと
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の株式比率き上げが株式市場の材料となっています。何しろ2013年度第三四半期末で運用資産額が128.6兆円という世界最大の年金基金だけに、世界中の投資家が注目をするのも無理はありません。もう少しリスク・レベルを上げてもリターンを追求するというスタンスが良いか、悪いかという議論とは別に、私はこれが株式市場の材料化することに懸念を覚えます。
仮に国内株式比率を約17%から20%に引き上げると公表したとすると、投資家はGPIFの日本株比率が20%になるまで先回りして買い上がることになるでしょう。つまり、GPIFが買い付ける前に株式市場が上昇し、GPIFの日本株保有比率が20%になってしまう可能性があるのです。
投資家としては儲かりハッピーということかも知れませんが、それが公的年金の受給者にとって良い事なのかというと疑問です。もちろん、正式の手続きを経て比率の引き上げがなされなければならないのは分かりますが、もう少し、情報の管理を徹底することが受託者として配慮すべき点ではないのかと思います。
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投資信託の何が問題なのか

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対談:朝倉 智也 vs. 岡本 和久

投資信託の何が問題なのか

個人が人生を通じて資産運用をしていこうとすれば投資信託は欠かせない投資対象です。しかし、この投資信託は多くの課題を抱えています。本誌の読者の方もモーニングスターのファンド検索(http://www.morningstar.co.jp/screening/SearchFund.do)を活用している方は多いと思います。今月は同社の社長、朝倉智也さんと投資信託の抱える課題について幅広い対談をしました。

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I-OWAマンスリー・セミナー講演より  個人投資家のための運用管理システム

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講演:清水 栄氏、レポーター:川元 由喜子

I-OWAマンスリー・セミナー講演より  個人投資家のための運用管理システム

資産運用のプロセスを実践するにも、システムというものが無ければできない、ということなのです。機関投資家であれば皆が持っているシステムですが、残念ながら、個人投資家は、徒手空拳で運用しているのです。アベノミクスで貯蓄から投資と言ったって、それを実現するためのシステムは何も提供されていない。こんな馬鹿な話はありません。

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I-OWAマンスリー・セミナー講演より  個人の資産運用のあり方と時間加重収益率

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対談:清水 栄氏、岡本 和久 、レポーター:赤堀 薫里

I-OWAマンスリー・セミナー講演より  個人の資産運用のあり方と時間加重収益率

機関投資家ビジネスでも、私がアメリカから帰って来たのは1985年でしたが、その時は、修正総合とか総合利回りでした。機関投資家も年金基金も、今の時間加重収益率で計算し始めたのは、1990年代の前半ですね。だから5年ないし、10年位かかりました。個人のレベルでは時間加重収益率が普及するには、10年はかかるでしょうね。ただ、だからこそ、それを今から言い続けていかなければならないですね。

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中国がわかるシリーズ20 東アジアの情勢と隋による統一(前編)

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ライフネット生命株式会社 代表取締役会長兼CEO、出口 治明

朝鮮半島では、6世紀に入って、新羅が徐々に強盛となり、高句麗の覇権が揺らぎ始めました。新羅の法興王(514~540)は、527年、仏教の公認を断行し、536年、新羅は初めて、独自の年号(建元)を定めたのです。次の真興王(540~576)は、領土拡大に努め、554年、百済の聖王(聖明王)を敗死させました。なお、これに先立つ、538年には、百済の聖王が、(最先端の情報、技術である)仏像と経論を倭国に贈ったと伝えられています。

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参考データ・コーナー

基本ポートフォリオのパフォーマンス

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

5月だけを見ると国内株式にオーバーウエイトした四資産型のリターンが二資産型を上回りました。

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投信データ・ウォッチ

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

今回は直販ファンドのデータです。セゾン・バンガード・グローバル・バランス・ファンドの5月の推計資金流入額が大きいのが目立ちます。

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 I-OWAたより

I-OWAマンスリー・セミナー講演より 「I-OWA投資教育の体系:しあわせ持ちへのロードマップ」

講演:岡本 和久、レポーター:川元 由喜子
IOWAたより
I-OWAではこれまで色々なコンセプトを挙げてお金の話をしていますが、スタートになっているのは、「お金は感謝のしるしである」ということです。お金が大事なのは、欲しいものと交換できるから。欲しいものが手に入ると嬉しい。そのことに感謝して、働いて稼いだ大事なお金を渡す。だから感謝のしるしなのです。 それから投資は「生き方」を教えてくれます。将来の喜びのために今、我慢することが投資。今と将来の間に横たわる、価値ある時間をどう使うか。それはどう生きるかにそのままつながっていきます。

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連載 資産運用「茶飲み話」(3)

岡本 和久
● 株式投資は馬券を買うのとは違う、馬主になることなのだ ● 意識の時空を広げることこそ投資成功の秘訣 ● 長期投資、分散投資の本当の意味は? ● 資産運用は犬の散歩のように

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岡本和久のI-OWA日記

★道東旅行 二日目(2)、三日目 ★道東旅行 二日目(1) ★道東旅行記 第一日目 ★資産運用「気づきのタネ」(120)アセット・ロケーションの時代 ★「しあわせ持ちになろう!楽しい歌とお金のセミナー」開催 ★資産運用「気づきのタネ」(119)グローバル投資の五つの理由 ★ 資産運用「気づきのタネ」(118)投信選びは洋服選びのように ★I-OWAが9歳の誕生日を迎えました ★I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

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