今月のひとこと

株式市場がかなり上昇したので「これはバブルだ」という説を唱える人が増えています。そういう方の多くは「バブル崩壊も近い」、「いや、崩壊は始まっている」と考えているように見受けられます。バブルはかなり時間がたってみないと特定できないものです。バブルが崩壊しつつあるのかどうかを決めつけてもあまり意味はありません。
しかし、これまでの世界的に異常な超金融緩和を正常化しようという動きがでているのは事実です。株価は単純に言えば金利と業績で決まります。その点で、私は今後、数年は株式市場は流動性の減少というマイナス要因と好調な企業業績というプラス要因の綱引きが続くのでしょう。その意味ではモタモタした相場が続くのかもしれません。まさに、今後何十年か先の退職後のための積立投資をしている人には「黄金のシナリオ」なのではないかと思います。
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行動経済学:理論から行動へ

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対談: 山口 勝業氏、島田 知保氏 岡本 和久

行動経済学:理論から行動へ

岡本|今年のノーベル経済学賞にリチャード・セイラーさんが選ばれたこともあり、行動経済学に注目が集まっています。山口さんが顧問をされている行動経済学会について教えてください。 山口|はい。2002年にダニエル・カーネマンが受賞した事もあって、行動経済学の研究をしようと、いわゆるワークショップを立ち上げたんですね。これを言い出したのが、上智大学で教授をしている川西さんで、信州大学教授の真壁さんと私の3人で始めました。2~3年やっている間に、大阪大学の筒井先生(現在は甲南大学)や大竹先生も参加してくれて、やがてこれが学会になりました。

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I-OWAマンスリー・セミナー講演より 元気はつらつ!インド経済 座談会: インド、中国から世界を見る

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TATAアセットマネジメント アドバイザー 勝池 和夫氏

I-OWAマンスリー・セミナー講演より 元気はつらつ!インド経済 座談会: インド、中国から世界を見る

インドの面積は、日本の約9倍。人口はほとんど中国と変わりません。中位年齢がインドは27歳。日本は47歳。米・中国は37歳。昨年日本で誕生した赤ちゃんは98万人、インドは2700万人と人口のスケールが大きく異なります。言語は、連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21。しかし全ての言語を合わせると900だと言われています。宗教はヒンズー教が8%、イスラム教が14%、仏教が0.7%と様々あります。首相はナレンドラ・モディ。この首相がバラバラのインドを一つにまとめようとしています。

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I-OWAマンスリー・セミナー講演より CFA協会年次総会報告~シラー・シーゲル・ディベート~

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講演: 岡本 和久

I-OWAマンスリー・セミナー講演より CFA協会年次総会報告~シラー・シーゲル・ディベート~

「アメリカ株の今後はどうなりますか?」という質問の答えは誰に聞くかによって異なります。かなり値上がりしたので、そろそろ調整局面という意見も根強くある。シーゲルは「そんなことはない。投資家は長期的に株式を保有する。そうすると5%程度のインフレ率を超えた実質リターンを期待できます。」と言いました。一方シラーは、「実質リターンは今後もっと低くなるでしょう。いいとこ実質1%程度位」と言っています。

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中国がわかるシリーズ44 大都の建設

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ライフネット生命保険株式会社 創業者 出口治明氏

クビライ政権では、人種や宗教、年齢に関らず、多言語を自由に操る有能な人材が続々と登用されました。科挙が、一時停止されたのは、試験科目である四書五経は中国人にしか理解できないからという理由でした。高い官職に就くためには、まず、何ヶ国語に通じているかを上申する必要があったのです。思想、信条や宗教によって、迫害を受けた人の数が、相対的には、おそらく、歴史上最も少ない時代でした。

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知って得する、ちょっと差がつく トリビア・コーナー

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トリビア研究家 末崎 孝幸

★ ボイコット(の語源) ★ 峠(の由来) ★ 全然大丈夫 ★ ラジオ体操(のルーツ) ★ 一本立ち ★ 御曹司(元々は誰のことか?)

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資産運用こぼれ話 「投資家ファースト」という意味の重さ

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寄稿: 岡本 和久

資産運用こぼれ話 「投資家ファースト」という意味の重さ

本年5月に米国フィラデルフィアで開催されたグローバルな証券アナリストのプロフェショナル団体、CFA協会の年次総会に出席しました。その席で何度も繰り返された言葉が「Putting Investors First」でした。最近、はやりの言い方をすれば「投資家ファースト」ということでしょう。2017年6月に米国労働省がフィデューシャリー・デューティ(FD)/受託者責任ルールを実施し、日本においても金融庁が「顧客本位の業務運営に関する原則」を本年3月に発表し、投信会社などがFD宣言を公表したと聞いています。

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参考データ・コーナー

基本ポートフォリオのパフォーマンス

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

10月のパフォーマンスは四資産成長型が*2.15%、二資産成長型が+1.74%でした。

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投信データ・ウォッチ

データ提供:イボットソン・アソシエイツ・ジャパン/投信まとなび

今月は国内外の主要ETF(上場投資信託)のパフォーマンスを比較していただきました。

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 I-OWAたより

岡本和久のI-OWA日記

★ 母校、都立大学付属高校の門が保存されていた! ★ ギター発表会 ★ 七福朗@自由が丘 ★ 三兄弟 ★ 富士山が良く見える気持ちの良い日 ★ 福岡で「投資をまだ始めていない方」たちとミーティング ★ 埼玉県の高校で出張授業 ★ 145回 I-OWAマンスリー・セミナーが開催されました

詳細はこちらをご覧下さい。

セミナー案内

11月19日(日)12:30~16:30 東京  I-OWAマンスリー・セミナー(146回) 会場:東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス)  http://www.i-owa.com/company/access.html 12:30~13:30 「リチャード・セイラー氏講演より 行動経済学の過去、現在、未来」(岡本 和久)、 13:40~14:40:「世界のビジンスパーソンはなぜ瞑想をするのか?」(一般社団法人 グローバル・リーダーシップ・コーチング協会 代表理事、ガンガー総合研究所 代表取締役 藤井 義彦氏)、 14:45~15:30:フリー・ディスカッション、 15:30~16:30:懇談会、 スポット受講料:教室での受講は10000円+税 予約必須、動画での受講は5000円+税 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 12月17日(日)12:30~16:30 東京  I-OWAマンスリー・セミナー(147回) 会場:東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス)  http://www.i-owa.com/company/access.html 12:30~13:30 「私が証券市場で学んできたこと」(岡本 和久)、 13:40~14:40:「セゾン投信にかける夢(仮)」(セゾン投信 社長、中野 晴啓氏)、 14:45~15:30:フリー・ディスカッション、 15:30~16:30:懇談会、 スポット受講料:教室での受講は10000円+税 予約必須、動画での受講は5000円+税 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 2018年 1月21日(日)12:30~16:30 東京  I-OWAマンスリー・セミナー(148回) 会場:東京都渋谷区広尾1-8-6-7F(当社オフィス)  http://www.i-owa.com/company/access.html 12:30~13:30 「100年投資のススメ」(岡本 和久)、 13:40~14:40:「「2018年の景気・金融市場を占う(仮題)」(ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕 治好氏) 14:45~15:30:フリー・ディスカッション、 15:30~16:30:懇談会、 スポット受講料:教室での受講は10000円+税 予約必須、動画での受講は5000円+税

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